中留め金具の組立方法
本ページでは、中留め金具の取付方法について写真つきで解説します。
中留め金具はパーツ自体がしっかりしたお作りでフォルムもすっきりしているため、高級感を打ち出したいお品物に特におすすめしたい留め具です。
慣れれば着脱も容易で、欧米ではシルバー・貴金属などの比較的高価格帯のアクセサリーには、カニカンや引き輪よりも中留め金具を使用することが主流のようです。
まだ使ったことのない方も、ぜひご覧ください!
◆材料
・チェーン (今回はAg 1250)
・中留め用エンドピース2個 (今回はAg AEP-22)
・中留め金具1個 (今回はAg AN-22)
◆主な用具
・喰い切り または ニッパー
・ヤットコ
・リューター
・ロー付け用具一式
@鎖を切断する
ニッパーや喰切りでチェーン両端を半コマ切断します。
切断面をエンドピースにロー付けするため、線に対して直角に切らずに1コマの切断面がなるべく同一平面上に並ぶように、角度に注意して切りましょう。

切断面をリューターで削り、平らに整えます。もう片方の鎖端も同様に半コマ切断し、断面を整えます。

↓切断後の状態

A中留めパーツと鎖をロー付けする
中留め用エンドピースと鎖を台に置き、ロー付け位置を調整します。

つなぎ目になる部分にロー材をつけて、バーナーで加熱しロー付けします。

反対側の鎖端にも、同様に中留め用エンドピースをロー付けします。
Bリューター、酸洗い、バフなど
ロー材がはみ出したりわずかに段差になった部分の表面をリューターで削り、整えます。

ロー付けの際の高温により表面が変色するため、酸洗いで表面をきれいにします。

その後、さらに磁気タンブル・バフ・超音波洗浄を施して表面をなめらかに磨きます。
C中留め金具を取り付ける
片側のエンドピースに中留め金具【Ag AN-22 中留め】をヤットコでを取り付け、調整します。

完成です!

当サイトでもシルバー製中留め金具の掲載数を拡充いたしました!
上記画像のような太物チェーン用だけでなく、幅3.3mmの細身のタイプもございます。
また、サイト未掲載の真鍮製の中留め金具もサイズによってはご用意可能です。お探しのサイズ等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
皆様のご利用をお待ちしております!
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